抄録
アルミナ同士の接合手法として、機能性炭化ケイ素(SiC)セラミックスの作製において有用であるポリカルボシラン(PCS)を接合剤として用いた研究を試みた。PCSはアルミナ表面に存在する細かな傷を埋める事が可能であり、また酸化雰囲気下において加熱することにより、酸化ケイ素(SiO2)膜が作製出来た。さらに、これらの膜を合わせて1873Kで加熱したところ、SiO2の一部が母材のアルミナと反応し、ムライトへと変化した。1673Kで接合した試験片の平均曲げ強度は81.8MPaであったが、1873Kで接合した場合は109MPaであった。