抄録
シリコーン樹脂あるいはシリコン塩化物の縮重合物を、高比表面積に調整し、水素を含む雰囲気下、800-1400℃の範囲で焼成することにより、白色を呈する粒子状物質を得ることができた。800-1200℃ではほぼアモルファス、1200℃以上ではアモルファスシリカにわずかにSiCのXRDパターンが重なり始める。800-900℃焼成では紫外線照射下で青白色の発光を呈し、スペクトルのピーク位置は410-420 nmであった。一方、1000℃以上の焼成温度ではスペクトルは顕著なレッドシフトを示し、見た目の発光も黄白色となる。1200℃焼成物の化学組成はSiO1.51C0.25H0.06となり、余剰炭素をほとんど含まない一方、水素を相当量含んでいることが明らかとなった。