抄録
ガラスへ入射した光は、一部が空気とガラスの界面で反射されるため、外部への取り出し効率が低下することが知られている。そのため、ガラス上にナノ凹凸構造を作製して光取り出し効率を向上させる試みが様々な分野で行われている。本研究では、ホールパターンを持つナノインプリントフィルムを鋳型として利用して、ガラス表面へのナノパターン転写を試みた。径200 nmのシリカビーズを含む水溶液をフィルムに塗布し、ホールにビーズを充填した。次に、ガラス基板にのせ、おもりで固定させ、電気炉で熱処理することにより、ビーズはガラス表面にホールの配置の通りに忠実的に三角格子で配列され、ガラス表面への転写が確認された。この結果から、粒子のナノパターンを設計どおりに精密にガラス上に転写できたことがわかった。