日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第24回秋季シンポジウム
セッションID: 1A08
会議情報

ナノ秒技術とナノテクのクロスオーバー
*中山 忠親趙 洪栢田中 諭鈴木 常夫末松 久幸新原 皓一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 加速機を利用した高エネルギー場のナノ秒利用技術を更に拡張展開し、細線放電法によるセラミックス微細フィラーの合成プロセスを完成させた。別途、当該研究から着想し、より低電流・高電圧なパルス場を利用する事でセラミックスおよび、有機無機ハイブリッド材料の内部構造をナノ秒で制御するための新しいプロセスを開発し、実証研究を行った。構造異方性を有する窒化ホウ素や、構造異方性の殆ど無い、ダイヤモンドのナノ粒子に対して、パルス幅50ナノ秒、印加電圧40kV以上から成るナノ秒パルス場を与えることで、その配列構造などの微細構造を制御出来る事を明らかとし、微細構造と熱および電気伝導率の制御が可能と成ることを見いだした。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2011
前の記事 次の記事
feedback
Top