抄録
LaSrTiFeO3-δペロブスカイト酸化物を、高酸素イオン伝導性と還元耐久性を有するセラミックス材料として、固体酸化物形燃料電池(SOFC)や酸素透過膜のカソード用に見出してきている。一方、LaSrTiFeO3-δ等のペロブスカイト酸素イオン伝導材料は、高温で、酸素分圧の低い還元雰囲気で使用すると、結晶格子の増大に起因する還元膨張現象を発生することを、in situ XRD構造解析で明らかとしてきた。しかし、高温強還元雰囲気で、どのような原子挙動を示すのかは、明確になっていない。そこで、本研究では、LaSrTiFeO3-δの高温還元雰囲気でのin-situ XAFS解析を行い、還元膨張メカニズム解明とともに、組成適正化を行った。