日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第24回秋季シンポジウム
セッションID: 3R09
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炭素含有アルミナを用いた電波吸収体において製造方法が複素比誘電率に与える影響
*前田 益利宇野 誠吉池 諒寺崎 光安住 壮紀橋本 修
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抄録
近年ではミリ波帯における通信機器の開発が進んできており,それらの普及に伴いミリ波帯に対応した電波吸収体の需要が増してきている.
報告者らはミリ波帯にも対応できる誘電性電波吸収体として従来の樹脂性のものに比べ,耐熱性,耐腐食性,また加工精度に優れたセラミックスに着目し,アルミナに炭素を含有させた吸収体の研究をし,ミリ波帯において任意の周波数での設計をしてきた.
誘電性吸収体の設計には材料の複素比誘電率が重要なパラメーターとなっており,本報告では吸収体の複素比誘電率をビーム収束型ホーンアンテナを用いたフリースペース法にて測定し,製造方法が複素比誘電率にどのような影響を与えるかを報告する.
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©  日本セラミックス協会 2011
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