日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1I32
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ニオブ酸銀AgNbO3の強誘電性の構造的要因
*松山 将太八島 正知伊藤 満佐野 力也津田 健治符 徳勝
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抄録
AgNbO3とその固溶体はマイクロ波応用の魅力的な鉛フリー圧電材料であり、可視光応答型光触媒でもある。AgNbO3は75 ℃以下で強誘電性を示すが、文献ではその構造は中心対称の空間群Pbcmで精密化されてきた。本研究では中性子と放射光粉末回折、電子回折および密度汎関数理論(DFT)計算により強誘電AgNbO3の結晶構造解析に成功した。電子回折、収束電子回折により、室温における強誘電AgNbO3の空間群が斜方晶系のPmc21であることが分かった。
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©  日本セラミックス協会 2011
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