抄録
近年、連続繊維強化セラミックスを航空機用ガスタービン等の高温構造部材に利用する開発が行われている。連続繊維強化セラミックス複合材料では、基本的に損傷を累積する特徴を持っているので使用前あるいは使用中に材料中蓄積される損傷を評価し、材料を安全に利用することが重要である。このためには、損傷が導入された複合材料の損傷が生じている場所や大きさを非破壊検査技術により検出する必要がある。現在までに非破壊検査として種々の検査手法が提案されている。しかし、一つの方法のみで損傷を十分に検出することは難しい現状にあり、異なる性質を持つ検査技術を確立することが急務である。本研究では任意の負荷荷重でパルス光源を照射したときの反射像を高時間分解能サーモグラフィカメラを用いて検出する手法の可能性を検討することを目的とした。