日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1K31
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転動部材用窒化ケイ素を対象とした圧子圧入(IF)法の国際標準化と今後の展望
*宮崎 広行吉澤 友一大司 達樹
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抄録
転動部材用窒化ケイ素を対象としたIF法を国際規格化するために、国際ラウンドロビン試験を実施して、充分な再現性を有することを証明した。JIS R 1607規格とは異なり、IF法による測定値を破壊靭性KICではなく破壊抵抗KIFRと定義し、破壊抵抗の算出式に新原の式を採用した国際規格素案をISO/TC206委員会に提出した。セラミックス製品の国際競争力を維持するためには、産業界の理解と協力のもとに、他の構造用セラミックスへも適用可能であり、国際的に認められるIF法の国際標準化に向けた活動を始める必要があるように思われる。
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©  日本セラミックス協会 2011
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