抄録
大型で高純度なセラミックスの構造部材を接合により作製するために、アルミナスラリーを用いた接合法を開発した。被接合材としたアルミナブロックの被接合面にアルミナスラリーを塗布して、両面をつき合わせて乾燥させ、中間層の厚みを30~100 μmとした。この仮接合体を1650oCで2時間、大気中で焼結し接合体を得た。JIS R1601に準じ、接合体から曲げ試験片を作製し4点曲げ試験を行ったところ、283MPaの高い接合強度が得られた。接合断面のSEM観察から、この接合中間層は、粗大独立気孔と不十分な焼結領域と、ほぼ緻密領域から構成されており、接合中間層内を水平に横切るき裂や接合界面でのき裂は観察されなかった。