日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 2P010
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2ステッププロセスが及ぼすSiC/SiC複合材料の微細組織及び強度特性への効果
*中里 直史岸本 弘立下田 一哉幸野 豊香山 晃
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抄録
SiC/SiC複合材料は航空宇宙分野や原子力・核融合分野における、次世代の高温構造材料として有力な候補の一つである。本研究で使用するNITE法において、部材作製のためのニアネット成型技術開発は実用化のための鍵である。過去の研究においてプリフォーム段階での緻密化により、加圧焼結時の体積収縮を抑えることができ、ニアネット成型技術の高度化に成功している。しかし、成型体の相対密度は88%であり、さらなる密度の向上が必要である。密度を向上させる方法の一つとして、2ステッププロセスがある。このプロセスはファーストステップ(液相形成過程)とセカンドステップ(マトリックス緻密化過程)に分けられ、マトリックスの焼結性の向上や制御が期待できる。本研究では、成型体の密度及び強度特性の向上を目指し、2ステッププロセスの実証・成立性の検討を行った。
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©  日本セラミックス協会 2011
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