抄録
ゾルーゲル法により調製した(Ba0.7Sr0.3)TiO3粉末(BST)に、組成の異なる市販のガラス粉末(GP、3種類)を添加した(4-12 wt%)成型体を900-1000oCで焼結してBST-ガラスコンポジットを作製した。用いたGPの中では、ZnOとB2O3を主成分とするGP-Cが、BST粉末の低温(900oC)焼結に有効であることが明らかとなった。GP-Cを4-8 wt%添加して900oCで作製したコンポジット試料は、誘電率の最大値は600を示し、また50oC以下の温度域では比較的平坦な誘電率温度依存性を有していた。各試料間の誘電特性の違いについて、生成相やBST相の結晶化度などに基づき考察した。