日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 3J09
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硫酸イオン固溶β型リン酸三カルシウムまたは硫酸イオンとマグネシウイオン同時固溶β型リン酸三カルシウムの細胞毒性試験
*芹野 沙姫大橋 健太宮本 吏佳子柴田 裕史橋本 和明
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抄録
beta-TCP(b-TCP)はその結晶構造内に各種金属イオンを置換固溶できることから,その物性を制御することができる.このb-TCPに骨成長を促す硫酸イオンと骨芽細胞の増殖を促すマグネシウムイオンを固溶させることにより,骨形成を促す骨補てん材ができると考えられる. そのため硫酸イオン固溶b-TCP(b-TCPS),Mg-TCPSを作製し,チャイニーズハムスター肺由来繊維芽細胞(V79細胞)を用いて細胞毒性試験を行った.細胞毒性試験の結果,b-TCPSとMg-TCPSに細胞毒性はないことがわかった.
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©  日本セラミックス協会 2011
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