日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1F32
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高炉スラグ高含有セメントの水和反応に及ぼす石灰石微粉末とスラグ粉末度の影響
*安斎 剛史新 大軌李 元準坂井 悦郎
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抄録
セメント産業が排出する二酸化炭素量を大幅に削減する手段として、セメントクリンカーを高炉スラグなどの混合材で置換するといったが方法があげられる。高炉スラグを60~70%以上含有する高炉スラグ高含有セメントでは高性能AE減水剤などの化学混和剤を用いた系では水和遅延の低減のため、スラグの粉末度を上げる、石灰石微粉末を添加するなどの方法が必要であるといった報告がある。本研究ではそれらが高炉スラグ高含有セメントの水和反応や材料特性に及ぼす影響について議論した。水和生成物は高炉スラグの粉末度では変わらずAFt,C-S-H,CHでありわずかながらAFmも確認された。石膏量を減らすとAFmがより多く生成し、石灰石微粉末を添加した場合ではAFmがヘミカーボネイトに変化した。
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©  日本セラミックス協会 2011
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