日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1F31
会議情報

流動層セメント焼成システムにて製造されたクリンカーの特徴
井ノ川 尚山下 純成安藤 重裕*野村 博史
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
流動層セメント焼成システム(以下、FAKS)は、炉内の均一な粒子混合状態と一様な温度分布により、他の炉型式に比べ優れた反応効率を有する革新的なセメント製造技術である。カワサキプラントシステムズ_(株)_(現 川崎重工業_(株)_)は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の国際石炭利用対策事業において、中国山東省に1,000t/日のFAKSを建設し、その性能確認のため試験製造を実施した。この研究ではFAKSにて製造されたクリンカーを用いて、化学分析、リートベルト解析及び反射顕微鏡観察を実施した。試料はFAKSの安定稼動中に採取され焼成状態は概ね良好であったが、原料化学組成による影響及び焼成条件による影響を受けた特徴が認められた。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2011
前の記事 次の記事
feedback
Top