日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P017
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板状NaNbO3結晶粒子を用いた圧延法によるニオブ系圧電セラミックスの配向制御
*石井 啓介田代 新二郎
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抄録
1段階溶融塩法による板状NaNbO3結晶粒を用いて,圧延法によりNb系の配向圧電セラミックスを作製した.BNN5の化学量論比となる混合比の出発原料にNaClを加えた場合,1段階溶融塩法ではBNN5しか得られなかった.そこで,Bi2O3の混合比を1/3に減量したところ,四角い板状NaNbO3単結晶粒子が得られた.この粒子を重量比10%で混ぜたNaNbO3仮焼粉から粘土状グリーン材を作製し,ローラーを用いて配向処理をおこなった.この焼成体は配向度94%の(100)配向を示した.
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©  日本セラミックス協会 2012
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