NASICON型構造において高価数イオンを導入した物質の1つである(AlxTi1-x)4/(4-x)Nb(PO4)3に着目した。Al(OH)3、TiO2、Nb2O5、(NH4)2HPO4を出発物質とし、固相反応を行った。その結果、単一相TiNb(PO4)3と固溶体(AlxTi1-x)4/(4-x)Nb(PO4)3を得ることができた。この物質を用いて、電気伝導度測定を行ったところ、X=0.2において最も高い電気伝導性を確認した。リートベルト解析によりX=0.2前後でイオンのサイト占有が異なっていることがわかった。