抄録
熱電変換材料は熱エネルギーを直接電気エネルギーに変換する材料であり、排熱の再利用等で次世代のエネルギー源のひとつとして期待されている。その熱電特性はゼーベック係数、電気伝導率、熱伝導率によって定義され、その性能向上の為には、ゼーベック係数及び電気伝導率の向上もしくは熱伝導率の抑制がキーとなってくる。その中で、我々は、マルチフェロイック材料であるBiFeO3及びBi(m+1)Fem-3Ti3O3m+3に着目した。マルチフェロイック材料は強誘電性(低い熱伝導率)及び強磁性(高い導電率)が同一物質内に共存する材料であり、熱電材料としても興味深い。本研究では、BiFeO3</sub及びBi(m+1)Fem-3Ti3O3m+3おいてAサイトおよびBサイトの元素置換を行い、その導電率と熱電特性の関係に関して探査した。