日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P170
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超臨界水熱法によるEuドープイットリア蛍光体の合成
*林 拓道
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抄録
Y2O3:Euは赤色蛍光体として使用されているが、高精細化には微粒化が必要である。流通式の超臨界水熱法では、高結晶性の微粒子を短時間で合成できることから、Y2O3:Eu微粒子の連続合成を検討した。X線回折より主生成物はYOOHであり、Y2O3の脱水反応までは至らないことが判明した。550℃以上での焼成後はY2O3の生成が確認され、TEM観察より、焼成温度800℃までは粒径は保持されているが、1050℃では粒径増大が認められた。蛍光測定から、水熱合成物でも615nm付近にブロードなスペクトルが得られたが、焼成処理により612nmのピーク強度の増加が認められた。  
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©  日本セラミックス協会 2012
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