日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1D20
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多孔質体/低放射膜を積層した真空断熱材の熱伝導率
*山口 哲央松田 歩松原 秀彰
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抄録

日本の総エネルギー消費の約7.5%を占める住宅・ビル等の冷暖房によるエネルギー消費の抑制は、日本全体の省エネにとって最も重要な課題の一つであり,画期的な新規断熱材料の開発が不可欠である.断熱材料の性能を高めるには,固体熱伝導・気体熱伝導の低減に加えて,輻射伝熱を低減させることが必要となる.本研究では,新規断熱材料における輻射伝熱の低減に注目して、Super Insulatorに関する研究を行う.ここでのSuper Insulatorとは,多孔質体の低固体熱伝導物質と低放射材料を積層させた構造の断熱材料を指す.低固体熱伝導物質としてナノ多孔質透明体であるシリカエアロゲルを、低放射材料として金の箔を用いて超断熱モデル材料を作製し,その熱伝導率を評価した結果について報告する.

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©  日本セラミックス協会 2012
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