抄録
本研究対象であるR1–xTiO3(R = La, Pr, Nd)はAサイト欠損型ペロブスカイトであり,x = 1/3においてRの占有率が~90%の層と~40%の層が交互に積層するというAサイト欠損が部分的に規則配列した構造を持つ[1].しかしながら,R1–xTiO3に関する研究の報告例は少なく,Aサイト欠損が規則化する条件やその定比組成についてはまだ明らかにされていない.今回,我々はR1–xTiO3の合成条件や欠損量xを系統的に変化させることで,Rサイト欠損配列の制御を試みるとともに,欠損配列が機能性に及ぼす効果についても研究を行ったので,それについて報告する.