抄録
カルシウムアルミネート系層状化合物であるAFm相の陰イオン固定化特性を活用し、放射性廃棄物であるI129の固定化が本研究の目的である。材料設計の上で長期耐久性に優れたOPCをベースに選択し、アルミナ供給源としてCA2を混合することとした。ヨウ化物イオン供給源としてはCaI2を選択した。
研究においてOPC:CA2を質量比9:1、水分対比を0.5とし、養生条件は20±2℃で湿潤養生、材齢は1、3、7、28日とした。解析手段として主にXRD、TGDTA、SEM、熱量計を用いた。また、材齢28日の試料に対しては溶脱試験を行った。
結果、OPCとCA2のみでは水和が進行しなかったが、CaI2を加えることで水和反応の進行が確認された。また、CaI2添加量に従い、AFm(I)相の増加がXRDより確認された。