抄録
ALCなどの軽量気泡コンクリートは、プレファブ住宅やマンション、高層ビルの外壁、内壁、天井の材料として利用されている。こうした気泡を多量に含む材料は、軽量性や断熱性などに優れていることが特徴であり、さらに耐久性の向上や産業副産物の利用などによる環境負荷低減も要求される。本研究では、産業廃棄物であるフライアッシュの中に含まれるフライアッシュバルーン(FAB)に着目した。FABは球形で内部が空洞状になっていることから気孔の形状や連続性の制御が可能である。FABを用いた系で低水粉体比とし高充填化をはかり緻密な組織とすることで、水熱合成によって物質透過性の低い高耐久性な軽量固化体を得ることを目的とした。