抄録
多孔性材料は高比表面積、大細孔容量などの特徴を有することから様々な応用が期待されている。本研究では二重四員環 (以下D4R) 構造のかご型シロキサンユニットを各種ジオールとの反応により架橋することで、Si–O–C結合を含むネットワークからなる新しいタイプの有機–シリカ多孔体を合成した。生成物の評価を固体NMR, XRD, FT-IR, 窒素吸脱着測定などにより行い、D4Rユニットの配列にある程度の周期性を持つ多孔体ネットワークが形成されたことを確認した。さらに、生成物を80°Cの水中で処理することでSi-O-C結合が開裂し、D4Rユニット間がSi–O–Si結合で連結されたシリカ多孔体が形成されることが明らかとなった。