日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 2J27
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MgOを混合したZnOセラミックス線材を用いた通電加熱法によるMgxZn1-xOの作製と発光特性の評価
*小川 耕史黒木 雄一郎岡元 智一郎高田 雅介
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抄録
光記録媒体の高記録密度化のために、より高い光子エネルギーで発光する紫外発光材料が必要とされている。室温において3.31 eVの発光を示すZnOにMgを固溶させたMgxZn1-xOは、xを0.31に増加させることにより、その光子エネルギーが4.04 eVまで高くなることが報告されている。これまでに我々は、簡便かつ低コストな結晶成長手法である通電加熱法によって、高い結晶性を有するZnOの作製に成功している。本研究ではMgOを混合したZnOセラミックス線材を通電加熱することにより、MgxZn1-xOの作製を試みた。通電すると線材は赤熱し、断線した。断線部の発光特性を評価した結果、Mg0.31Zn0.69Oの発光エネルギー(4.04 eV)よりも更に高エネルギー(4.26 eV)の紫外発光が得られた。
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©  日本セラミックス協会 2012
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