日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3A23S
会議情報
ナノキューブを用いたチタン酸バリウム-チタン酸ストロンチウム集積体セラミックスの作製とその誘電特性
*岩月 将吾中島 光一藤井 一郎和田 智志黒岩 芳弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
誘電体にヘテロ界面を導入することで、その界面に構造傾斜領域が生成し、巨大物性が発現することが人工超格子薄膜などで報告されている。このことからチタン酸ストロンチウム(ST,SrTiO3)およびチタン酸バリウム(BT,BaTiO3)ナノキューブ(20nm 程度の立方体形状単結晶)を基盤としてチタン酸ストロンチウムまたはチタン酸バリウムをエピ タキシャル成長させることで界面構造を持たせ更なる巨大物性と新たな物性が期待できる。本研究では、集積体の隙間をチタン酸バリウムをソルボーサーマル処理により、エピタキシャル充填することにより界面構造を持つ BT-ST 集積体セラミックスの作製を試み、その作製条件の検討及び誘電 特性の評価を行った。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2012
前の記事 次の記事
feedback
Top