日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3C08
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粉砕再結晶化法により得られたゼオライトナノ粒子の触媒特性評価
*脇原 徹井原 章夫稲垣 怜史多々見 純一米屋 勝利目黒 竹司窪田 好浩
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キーワード: ゼオライト, 粉砕, ナノ粒子
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抄録
我々のグループでは、ナノゼオライトの新規調製法として、安価な市販のゼオライトをビーズミル粉砕により微細化し、高機能化させる手法を提案している。これまでに、LTA型ゼオライト(Si/Al=1)の粉砕により生じた表面非晶質層を溶解・再結晶化させることにより、イオン交換特性が大きく向上することを報告した。しかし、これまでのところ高Si/Al比(Si/Al>5)ゼオライトを粉砕し、再結晶化させた研究はない。高シリカゼオライトを粉砕・再結晶化させることができれば、低コストで構造規定剤を用いないナノゼオライト触媒の製造プロセスとして期待される。そこで本研究では、高Si/Al比ゼオライト(MFI型ゼオライト)を粉砕し、さらに表面のアルミノシリケート非晶質を再結晶化させることにより、高い触媒特性を有した高Si/Al比ナノゼオライトを作製することを目的とした。
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©  日本セラミックス協会 2012
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