日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3L22
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血管新生を誘導する細胞スキャフォールドとしてのナノセラミックス複合微粒子の開発
*古薗 勉藤井 秀司岡田 正弘福本 真也
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抄録
【はじめに】当研究グループではこれまで、分散性に優れる結晶性ハイドロキシアパタイト(HAp)ナノ単結晶を製造し、高分子表面に化学結合でコーティングすることによって、様々な形状の複合材料を創出してきた。本研究では、ピッカリングエマルション法を用いて、生体吸収性に優れるポリ乳酸系高分子をコアとして、HApナノ単結晶を単層被覆したミクロスフェアを合成し、細胞移植用スキャフォールドとしての効能を評価したので報告する。 【実 験】まず分散性HApナノ単結晶(平均粒径50nm)を独自合成法によって調製した。次に当該HApナノ単結晶の分散溶液を、ポリL乳酸(PLLA)をジクロロメタン(DCM)に溶解させた溶液に添加し、攪拌させてHApナノ単結晶で安定化させたエマルション溶液を作製した。得られた安定化エマルション溶液を室温でローターを用いて低速で攪拌させながら、DCMを徐々に揮発させた。この一連の方法を用いて、HApナノ単結晶を単層で被覆した生体吸収性複合微粒子(HAp/PLLA複合微粒子)を得た。さらに分解速度が速いポリ(ラクチド―カプロラクトン)共重合体(PLCL=75/25)を用いて、同様な方法でHAp/PLCL複合微粒子の製造も行った。 【結果と考察】走査型電子顕微鏡観察にて、当該複合微粒子のコアとなるPLLAの表面に、HApナノ単結晶がほぼ単層で均一に被覆されていた。複合微粒子の製造工程において、エマルション溶液作製時に攪拌速度を制御することによって、微粒子粒径の制御が可能であっ
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©  日本セラミックス協会 2012
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