抄録
水溶液法で酸化物前駆体を合成し、これをNH3で窒化処理して得た緑色蛍光体Ba3Si6O12N2:Eu2+(BSON)に対し、後処理としてフラックス処理を行った。フラックス処理前の試料では不純物相としてBaSi2O5やBa3Si6O9N4が含まれていたが、フラックス処理後の試料はBaSi2O5相とBa3Si6O9N4相の反応や系内に僅かに侵入した酸素による過窒化相の酸化などにより不純物相が無くなり、BSON単一相となった。また、溶解再析出が進行することで結晶が大きく成長した。フラックス処理後のBSONの発光強度はフラックス処理前のそれと比べて3.1倍となった。