日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1K21
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無容器浮遊法で作製したLaF3-La2O3-Nb2O5ガラスの光学特性
*吉本 幸平増野 敦信井上 博之渡邊 康裕
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抄録
無容器浮遊法で作製され、優れた高屈折率低分散性を有するLa2O3-Nb2O5ガラスにおいて、酸素の一部をフッ素に置換した場合の物性変化を調べた。xLaF3-(60-x)LaO3/2-40NbO5/2組成のx = 10, 20, 30, 40, 50, 60のうち、x = 30以外においてガラス化に成功した。xの増大に伴い屈折率の減少、アッベ数の増大が見られ、x = 60において屈折率2以上、アッベ数が50を超えるなど優れた高屈折率低分散性を示した。酸素とフッ素の平均モル体積がxの増大に伴い線形減少しており、フッ素添加によって陰イオンの充填度が上がり、屈折率の減少が抑えられたと考えられる。
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©  日本セラミックス協会 2012
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