抄録
栄養士・管理栄養士が行う 栄養指導 のプロセスは ,対象の把 握→問題の整理→目標の設定→計画→実施 →評価のステップを経て , フィードバックをかけ , この過程を 循環するものとされる .2001年に改正 された「栄養士法」で も栄養士・管理栄養士にとって栄養の指導が 極めて重要な役割であること を定め てい る.近年 ,栄養指導において ,科学的根拠 を基に行う 有用性が謳われているが ,エビデンスとして 時間栄養学を用い る指導 は断食や糖質を極度にカットする減量法などと比較して ストレスが少な く継 続しやすい ため ,対象者にとっても受け入れやすく 緩やかではあるものの 指導 の効果が 出てくること が解ってきた .また ,減量を主目標としていた場合で あって も,生活リズムが整う ,QOLが高まる など の副次的な効果も見られる利点もある ため ,長期的に見た健康増進が可能である .今後 ,時間栄養学の 概念は 栄養指導の分野にとっても ,非常に重要な視点となっていくであろう ことを期待し たい .