時間栄養学研究の最前線
Online ISSN : 2758-6723
体温と食後熱産生の関係
~脂質・脂肪酸の研究を中心に~
池口 主弥
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2025 年 5 巻 1 号 p. 3-12

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抄録
“食事による熱産生”を表す表現としては食事産熱効果(Thermic effect of feeding)、特異動的作用(Specific dynamic action)、食事誘発性熱産生(Diet-induced thermogenesis;DIT)などが用いられているが、使用者、報告者、また時代によって概念や定義が異なっている。朝食の欠食は体温上昇やモチベーション、活動等に悪影響を及ぼすことが知られているが、一方で体温やパフォーマンスを効率的に向上させるためには単に朝食を摂取するだけでなく、朝食の質も重要である。DHA、EPA、αリノレン酸、パルミトレイン酸等の不飽和脂肪酸は褐色脂肪を介したDIT亢進作用があることが知られている。我々はパルミトレイン酸を豊富に含むマカダミアナッツオイルを朝食として摂取した際の深部体温、パフォーマンス、エネルギー消費等に及ぼす影響について評価を行っているため、その概要も含めて紹介する。
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