Journal of Pharmaceutical Communication
Online ISSN : 2759-3088
Print ISSN : 2758-2035
原著論文
コミュニケーションルーブリック評価票による自己評価が薬学生に与える影響に関する質的研究
鈴木 虹宇亀井 浩行半谷 眞七子
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2024 年 22 巻 2 号 p. 41-51

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抄録
近年薬学教育は、薬剤師として良好な人間関係を築くためのコミュニケーションを重視している。本研究では、2022年度「臨床コミュニケーション」を選択した3年次薬学生220名を対象に、講義前後にコミュニケーションルーブリック評価票(Communication Rubric:以下CR)を用いてコミュニケーション能力の自己評価を実施した。CRは「基本的コミュニケーション能力」「専門的対人スキル」に分けて構成され、学生自身のコミュニケーション能力に関する振り返りの記述欄を設定した。講義前後で得られた学生の振り返りの記述を、グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて質的に分析し、コミュニケーション能力を涵養するうえでの学生の振り返りの特徴を検討した。その結果「受動的姿勢・自己効力感の低さが起因するコミュニケーションの困難さが成長実感へ変容する要因」、及び「感情コントロール不能・他者意識の欠如による対人関係でのコンフリクトを克服してアサーティブな態度獲得を実感する要因」の2つの特徴が抽出された。
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© 2024 日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会
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