Progress of Digestive Endoscopy
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症例
5アミノサリチル酸注腸療法が奏効した潰瘍性大腸炎の1例
松田 健永嶋 裕司平本 義浩高島 良樹沖浜 裕司江上 格吉岡 正智山下 精彦恩田 昌彦
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2001 年 59 巻 2 号 p. 102-103

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抄録
 潰瘍性大腸炎(UC)の治療は,従来,ステロイド剤やサラゾピリンなどを中心とした薬物療法が一般的であるが,その治療および緩解の維持には難渋するものも少なくない。今回,5アミノサリチル酸(5-ASA)注腸療法が奏効したUCの1例を経験したので,内視鏡所見を中心に報告する。症例は19歳,男性で,全大腸型UCに対し,約1年にわたってステロイド療法,メサラジン内服療法などを繰り返すも,直腸からS状結腸に大腸炎が持続し,副腎機能低下症などを併発したため,当科を紹介された。5-ASA注腸療法を開始したところ,持続していたUCが軽快し,ステロイドの使用を中止でき,さらに副腎機能の回復をみた。現在,患者は外来にて5-ASA注腸療法を継続し,経過良好である。5-ASA注腸療法は大量の長期投与でも安全で,とくに今回の結果では病変部が下部大腸に限局している軽~中等度のUC症例に対して有効性が認められた。
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© 2001 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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