Progress of Digestive Endoscopy
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臨床研究
鋸歯状腺腫18例の臨床病理学的検討
堀江 久永冨樫 一智鯉沼 広治遠藤 則之宮倉 安幸古川 泰司紫藤 和久岡田 真樹永井 秀雄小西 文雄
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2002 年 61 巻 2 号 p. 44-47

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抄録
 1994年から2001年までに当科で内視鏡切除がなされた18例の臨床病理学的検討を行い,内視鏡診断における問題点について考察した。病変の大きさは平均12mmであった。病変の形態は隆起型が12例と最多であった。色調は,正常粘膜と比較し赤色が12例,同色が1例,白色が5例であった。pit patternはⅡ型とⅥ型がそれぞれ6例と最多で,ⅢL型は4例であった。内視鏡診断で鋸歯状腺腫と診断された症例は5例,腺腫と診断された症例は10例,過形成性ポリープと診断された症例は3例であった。腫瘍性のpit(ⅢL型またはⅣ型)を示した病変は腺腫または鋸歯状腺腫と診断され内視鏡切除されていたが,Ⅱ型pitを示した6例中3例は過形成性ポリープと診断されていた。この3例は白色であり,通常の過形成性ポリープと比較して大きいために内視鏡切除されていた。赤色調のもの,あるいは腫瘍性のpit(ⅢL型またはⅣ型)を示すものは鋸歯状腺腫あるいは腺腫と診断され内視鏡切除されるため臨床上問題とならない。一方,背景粘膜より白色調でⅡ型pitを示す鋸歯状腺腫を過形成性ポリープといかに鑑別するかが内視鏡診断上の問題点である。
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© 2002 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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