Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)に発症した微小SM癌の1例
千野 晶子新井 正美上野 雅資浦上 尚之風見 明星野 恵津夫藤田 力也小泉 浩一宇都宮 譲二武藤 徹一郎木下 博勝加藤 洋
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キーワード: HNPCC, 微小SM癌
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2004 年 65 巻 2 号 p. 104-105

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抄録
 症例は55歳,男性。34歳時に上行結腸癌,51歳時に前立腺癌に罹患。第1度近親者に3例の大腸癌を認め,いずれも50歳未満で診断を受けている。大腸内視鏡サーベイランスにて,下行結腸に長径5mmの表面型病変を認め,内視鏡切除を施行し癌部は約2mmでsm浸潤,脈管侵襲陽性であった。遺伝子検査の結果,本症例はMSH2遺伝子に胚細胞変異を認めた。免疫組織化学検査では癌・腺腫・化生性成分ともh-MSH2の消失を認め,HNPCC患者の大腸癌発症を考える上で興味深い所見と考えられた。
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© 2004 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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