Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
胃の胃型腺癌の1例
西川 由紀, 大岡 真也, 荒木 昭博, 石塚 由実子, 鎮西 亮子, 石井 賢一, 長堀 正和, 堀内 亮郎, 柿沼 晴, 中村 哲也, 坂本 直哉, 宮田 達也, 金井 隆典, 渡辺 守, 伊東 千城, 滝澤 登一郎
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2004 年 65 巻 2 号 p. 70-71

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抄録
 症例は70歳男性。健診にて胃ポリープを指摘され内視鏡検査を施行し,胃体上部大彎に表面顆粒状で10mm大のIspポリープを認めたが,組織学的に悪性所見を認めなかったため1年間経過観察したところ2003年10月には15mm大へと増大傾向を示し切除目的で入院となった。術前検査にてsm浸潤も否定できなかったが,患者,家族の強い希望によりEMRを施行した。切除標本ではsm2相当の浸潤を伴う乳頭腺癌と診断された。免疫染色にてMUC-5AC・MUC-6陽性,CD10・MUC-2陰性であり,胃型形質を発現している腺癌であった。組織学的には肉眼的境界よりも広く進展していたが,異所性胃粘膜と胃癌の混在した稀な病変と考えられた。
 内視鏡所見と組織学的所見が乖離し,今後も慎重な経過観察が必要と考えられた。
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© 2004 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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