Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)による遅発性穿孔の1例
小野里 康博飯塚 春尚佐川 俊彦吉村 純彦坂元 一郎新井 弘隆石原 弘富澤 直樹小川 哲史高山 尚阿部 毅彦茂木 厚伊藤 秀明
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2006 年 68 巻 2 号 p. 114-115

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抄録
 症例は幽門側胃切除の既往のある70歳代女性で,早期胃癌のポリペクトミー後の遺残再発に対してESDを施行し,遅発性穿孔を来たしたが保存的に軽快した。病理組織学的に切除粘膜表面は全体的に胆汁による強い炎症が認められたこと,胆汁逆流性食道炎がESD後急性増悪していたこと,安静時に胆汁が貯留しやすい部位に病変が存在し,体位変換後速やかに改善したことなどより,遅発性穿孔の原因として逆流した胆汁の関与が示唆された。
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© 2006 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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