Progress of Digestive Endoscopy
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症例
内視鏡下に摘出した上部消化管異物の検討
森山 友章望月 雅恵長主 直子菅波 由有関 浩孝瀬戸 雅美金子 登中村 正樹
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2006 年 69 巻 2 号 p. 54-55

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抄録

 内視鏡下に摘出した上部消化管異物のうち,乾電池・かにの甲羅・PTP・食物塊・胃瘻バンパー・スプーン・歯ブラシの8例について検討した。異物摘出では,異物の性状と存在部位を確認または予測し,処置具・補助具を組み合わせて摘出の構想を練ることが重要である。実際の方法では,3cm以内の小さい異物は回収ネットを使用し,大きい異物は処置具を駆使して除去した。緊急対応が求められる場合も多く,簡便で標準的な手技の習熟が求められている。

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© 2006 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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