Progress of Digestive Endoscopy
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症例
ダブルバルーン小腸内視鏡検査で術前診断し得た小腸GISTの1例
草野 昌男横山 顕礼越田 真介島田 憲宏山極 哲也小島 康弘大楽 尚弘小島 敏明池谷 伸一樋渡 信夫浅野 重之
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2008 年 72 巻 2 号 p. 90-91

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抄録
 症例は55歳,女性。平成18年10月,下血で近医を受診。下部消化管内視鏡検査で出血源が不明のため当院を紹介された。CT検査で骨盤内に不規則に造影される13×8cmの腫瘤を認めた。小腸内視鏡検査では,中心に潰瘍を伴う粘膜下腫瘍様の隆起を認め,生検でGISTと診断,また,憩室を認めた。平成19年2月14日小腸部分切除,憩室切除術を施行した。術前にダブルバルーン小腸内視鏡で回腸GISTの診断をし得た1例を経験したので報告する。
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© 2008 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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