越谷市立病院/消化器科
順天堂大学/消化器内科
2009 年 74 巻 2 号 p. 54-55
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症例は60歳男性,平成20年5月下旬より心窩部不快感と発熱が続き,6月26日に当科外来を受診した。腹部CT検査で肝左葉の肝膿瘍と診断,緊急入院となった。肝膿瘍を穿刺,ドレナージし解熱,症状も消失したが,突然の心窩部痛があった。造影検査とCT検査で胃への痩孔形成が確認され,内視鏡検査でも穿通部位を認めた。肝膿瘍が消失し胃への痩孔も閉鎖した。肝膿瘍の消化管への穿通は稀であり報告する。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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