抄録
症例は20歳男性。近医で急性膵炎,腫瘤形成性膵炎の診断で3回入院した。当科に精査のため入院した。ERCP上,総胆管嚢胞状拡張,共通管18.5mm,胆汁中アミラーゼの上昇を認めた。主乳頭造影でWirsung管は短く,副乳頭造影で,主膵管が造影されWirsung管と交通無かった。膵管非癒合に膵胆管合流異常を合併したと診断した。経過観察中に,急性胆嚢炎を併発し,経皮経肝胆嚢ドレナージ術(PTGBD)を施行した。当院外科にて幽門輪温存膵頭部十二指腸切除術施行(PpPD)した。術後経過は良好である。