Progress of Digestive Endoscopy
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内視鏡の器械と技術
十二指腸ステントを試みた22例の検討
木全 大木村 有希二宮 大和藤田 優裕清水 理葉高田 智司西澤 伸恭伊藤 誉星野 好則寺内 寿彰古川 潤二篠﨑 浩治小林 健二尾形 佳郎
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2013 年 82 巻 1 号 p. 45-48

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抄録
 2010年に十二指腸ステントが保険収載されて以来,幽門狭窄や十二指腸狭窄に対してステントの挿入が行われるようになってきている。当院では2010年4月から2012年10月までの間,悪性腫瘍にて幽門や十二指腸の通過障害を生じた症例のうち,バイパス手術を選択しなかった22例に対して十二指腸ステントの挿入を試み,19例に留置した。男女比は15:4で男性が多く,平均年齢は73.7歳。平均狭窄長は39.95mm(最短20mm,最長100mm)であった。
 食事再開までの平均日数は2.25日であり,挿入完遂率は86%(19/22)。全粥摂取可能となったのは84%(16/19)。重篤な合併症は消化管穿孔が1例であった。また,生存日数は平均166.7日であり,最短は1日。最長で807日(現在生存中)であった。
 十二指腸ステントは幽門や十二指腸狭窄を伴う高度進行癌に対して有効な治療法の1つであると考えられた。
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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