日本歯周病学会会誌
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原著
多血小板血漿 (Platelet Rich Plasma : PRP) による歯周組織再生に関する基礎的研究
自己血清を用いたPRP凝固方法の考案
深沢 宗主
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2004 年 46 巻 2 号 p. 127-136

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抄録
近年, 多血小板血漿 (Platelet Rich Plasma : PRP) を生体内に移植し, 創傷治癒の促進や骨増大に応用する方法が試みられている。しかしPRP中の血小板濃度を任意に調製することが困難であることや, PRP凝固に他家トロンビンを使用しているなど, 実際の臨床応用に際していまだ改善すべき点が多い。そこで血小板濃度を任意に調製でき, 自己血液のみを用いた新たなPRPの調製および凝固方法の考案を目的にその基礎的研究を行った。PRPの調製方法については, 汎用遠心分離機によるダブルスピン法を用い, 凝固用触媒として自己血液から調製した血清を使用し, その臨床応用上の有用性を検討した。その結果, 既存の方法と比較して良好なPRP濃縮効果を得ることができた。本調製方法によるPRPに含まれる成長因子の濃度は末梢血と比較して, PDGFは4.0倍, TGF-βは3.5倍, VEGFは3.3倍, IGFは2.5倍であった。以上の結果から, 臨床上有効なPRPを任意の必要量で調製することが可能となった。このPRPは他家由来凝固用触媒を用いることなく凝固させることが可能で, 生体内に移植することによって, 血小板の作用と成長因子による組織活性化を期待することができ, さらには含まれる成長因子から, 創傷治癒の促進ならびに歯周組織再生に有用であることが示唆された。
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© 2004 特定非営利活動法人 日本歯周病学会
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