日本歯周病学会会誌
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歯周疾患の発症と進行に関する歯周組織の形態学的研究
第1報歯周疾患診断プロセスへの形態学的計測値の応用
松江 美代子佐藤 博俊田原 洋山口 進也李 鍾賀増永 浩松江 一郎
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1989 年 31 巻 2 号 p. 691-703

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抄録

歯周疾患の病因因子として, あるいは進行を増悪させる因子としての歯と歯槽骨の形態的特徴をとらえることを目的とし, 顎模型を用いて咬合平面を基準とした下顎切端咬頭頂連続曲線, およびその低下幅, 第一小臼歯から第二大臼歯部における頬舌的歯冠径, 歯槽幅を三次元座標測定機を用いて測定し, 健常者における平均値的数値を求め, その計測結果を指標にそれぞれの分類法を確立した。
その結果, 通常の臨床診査にこの分類法を応用すれば, 患者のタイプを簡便に分類することができ, 治療方針の決定あるいは予後の推測に有用であることが示唆された。

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