日本歯周病学会会誌
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歯槽骨吸収が高度な慢性歯周炎患者に対する骨増大術を併用した骨接合型インプラントによる歯周治療
高橋 慶壮, 嶋田 淳, 申 基テツ
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2003 年 45 巻 4 号 p. 372-383

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抄録
歯槽骨吸収が重度に進行した慢性歯周炎患者に対して骨増大術を併用した骨接合型インプラントおよび歯周組織再生療法による歯周治療を行った。患者は43歳の女性で, 下顎前歯部歯肉の落痛および腫脹を主訴に来院した。歯肉の炎症, プラークの付着および高度の歯槽骨吸収を全顎的に認めた。低いデンタルIQおよび外傷性咬合がこの患者の歯周病のリスク因子と考えた。歯周初期治療後に, エナメルマトリックスデリバティブEMD) による歯周組織再生療法を, 臼歯部の欠損部には骨増大術, すなわち, サイナスリフト, ソケットリフト (およびguided bone regeneration (GRR) を併用した骨接合型インプラント治療を行った, その結果, 新付着を獲得し, 骨を再生して骨接合型インプラントにより臼歯部の咬合機能を回復した。重度の慢性歯周炎患者の治療において, 骨増大術を併用した骨接合型インプラント治療が咀嚼機能の回復に効果的であった。
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