物理教育
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教材用回折格子の製作 : 透過型と反射型
高橋 成和
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1984 年 32 巻 3 号 p. 135-138

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抄録

すでに報告した教材用の回折格子を刻む器具に改良を加え,その器具の製法を一層簡易なものにした.また従来の刻線は,カミソリやカッターナイフの刃でガラス板に塗布したインキの膜に行なっていたが,その乾燥の状態が刻線の良否を微妙に左右した.そこでインキの使用をやめ,代りに透明な樹脂板と金属板に刻んでみたところ,透過型と反射型の回折格子が出来た.前者はアクリル板に,後者は真鍮板に刻むのがよく,格子定数は0.01mmである.

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© 1984 日本物理教育学会
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