物理教育
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査読論文
研究報告
  • 原田 勇希, 坂本 一真, 鈴木 誠
    2018 年 66 巻 2 号 p. 81-86
    発行日: 2018/06/08
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル 認証あり

     本研究は高校「物理基礎」および「物理」によるMIF素朴概念の修正効果を分析することを目的とした。目的を検証するため大学1年生に概念評価問題を実施した。その結果,物理未履修者と物理基礎履修者の間に差はなく,中学校理科や「物理基礎」ではMIF素朴概念が修正されないことが示唆された。しかし「物理」を履修していない物理基礎履修者でも思考活性型の興味を強く持つほど,概念修正がなされているという結果が得られた。「物理基礎」におけるMIFの修正には自然法則に対する興味の喚起が重要であることが示された。

  • 石井 俊行, 髙井 成泰, 森本 弘一
    2018 年 66 巻 2 号 p. 87-92
    発行日: 2018/06/08
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル 認証あり

     中学1学年での光の反射で,物体から放たれた光が平面鏡のどの位置で反射して目に届くのかを理解させるために作図を行うことが多い。この作図では物体Aの虚像が平面鏡を対称軸とした際の物体Aに対称な点Bに存在するということを前提に指導が行われる。そこで,平面鏡に映る物体Aの虚像が点Bに存在することを生徒に理解させるために,ハーフミラーを使用した教具を開発した。授業後の生徒の意識調査の結果から,本教具を使用することで,平面鏡に映る物体Aの虚像が点Bに存在することを理解させるのに一定の効果があることが示された。

  • 青木 悠樹, 井上 湧登, 岡田 直之
    2018 年 66 巻 2 号 p. 93-98
    発行日: 2018/06/08
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル 認証あり

     タブレットに搭載された加速度センサを用いることで,学習者自らが生徒実験として実施可能な力学実験教材を開発し,授業実践を行った。力学台車を用いた等速直線運動と等加速度直線運動,また自由落下運動と鉛直投げ上げ運動,の物理基礎の教科書で取り扱う典型的な4つの運動を,短時間で再現性の良い測定が行える教材を開発した。それぞれの現象の詳細な解説を行なわず実験を中心とした授業実践を,この典型的な4つの運動を半年前に学習済みである高校2年生を対象に実施した。実施前と実施後に行った力学評価テスト(FMCE)を比較することから,教育の有効性を表す規格化ゲインg = 0.35を得た。

  • 太箸 良介, 新田 英雄
    2018 年 66 巻 2 号 p. 99-104
    発行日: 2018/06/08
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル 認証あり

     生徒の概念変容を目的としたコンフリクトマップの有効性を調べるための実践的研究を行った。作成したコンフリクトマップに基づいて少人数に対する授業を行い,素朴概念から正しい科学概念への変容がどのように生じ,保持されるのかを発話に基づいて調査した。実践から,理解度を考慮して修正したコンフリクトマップは生徒の素朴概念を正しい科学概念に変容させるのに有効であることが示唆された。

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