企画趣旨: 1994年4月,年次進行による新学習指導要領はスタートするが,時間減,学習人口減を伴い,理科離れは加速固定化しそうで改善の兆しはない。この状況の中で, 1993年11月29日(月), 12月22日(水)に「物理教育に関する日本物理学会・応用物理学会の第6回・7回拡大懇談会」がもたれた。2回ともに話題は多岐に渉り,文部省側出席者からは提言要請とも受取れる発言もあった。そこで,編集理事に相談し物理教育改善の素材ともなるような案・意見・希望などを出し合うチャンスとして(設定趣旨)標記の座談会を持ったのでその概要を報告する。これが,この方面への議論を巻き起こす契機となれば幸である。