物理教育
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電気素量測定実験に用いる微粒子溶液の研究
高野 剛鳥丸 博中本 聡美
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1999 年 47 巻 3 号 p. 137-140

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抄録

当大学では,学生実験において,市販の測定装置を用いた電気素量測定実験を行っているが,測定量不足と分解能が悪いことが原因で,実験時間内で電気素量を精度良く決定できていない。そこで,測定対象である微粒子溶液を自作改良した。溶媒を水からエタノールに変更することで,今までの約2倍の測定量を得た。十分に品質管理されたラテックス球を用いることで,帯電量分布の分解能を大幅に改善できた。

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© 1999 日本物理教育学会
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